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FW岡崎慎司が日本代表史上3人目で歴代回数2位タイとなる3度目のハットトリックで、日本を決勝トーナメント進出に導いた。日本代表はサウジアラビア代表に5-0で完勝。1次リーグB組を1位突破し、21日の準々決勝で開催国カタールと激突することが決まった。今大会初先発の岡崎は右足、頭、左足の「マルチゴール」で3得点。故障欠場のMF本田圭佑ら主力3人を欠く苦境のザックジャパンを救い、アジア制覇へと加速させた。
もう止まらなかった。日本が誇る「福男」岡崎がザックジャパンを勢いに乗せた。今大会初先発で、主力3人を欠くチームを勢いに乗せるハットトリック。「やってやろうと。コンディションは良かったし、できる自信があった」。満面の笑みで言い切った。 「岡崎劇場」は前半8分に幕を開けた。MF遠藤のスルーパスに反応し、相手DFの裏に抜け出すと、飛び出したGKを浮き球でかわし右足で先制点。ベンチで喜びを爆発させる本田圭に目線を送り「裏を抜けるのは狙い通り。うまくいって点も取れてよかった」。調子に乗りきれない日本を一気に加速させた。 アニメ 抱き枕 同13分にはMF香川のクロスを代名詞のダイビングヘッドで合わせ2点目。後半35分にはペナルティーエリア内でパスを受けて反転して左足で3点目を奪取。「十分チャンスはある。あとは決めるだけ」。試合前日の16日に話していた言葉を現実のものとした。 今大会は期するものがあった。日本をたった4日は長男刀也君の2歳の誕生日。一緒に時間を過ごせないことを考え、クリスマスプレゼントにブロックを贈った。そしてこの日は夫人(名前非公表)の第2子出産予定日。試合終了時点では出産に至っていなかったが、愛妻が「本人は今日だと思っていたのかもしれませんね。最初から(出産には)立ち会えないと分かっていたと思うので、その分頑張ってくれたと思います」と話したように、日本で待つ家族のために奪った3発でもあった。 歴史に名を刻むハットトリックだ。日本史上、国際Aマッチで3度目のハットは三浦知良(横浜FC)と並ぶ史上2位タイ。1位の釜本邦茂の8回には及ばないが、偉大な記録を達成した。Aマッチで得点すれば全勝という「全勝伝説」の数字も「13」まで伸ばしてみせた。 昨年の南アフリカW杯では直前で控えに降格。決勝トーナメント進出に沸く中、悔しさが募った。「自分の調子というよりは、チーム自体の調子が悪かったと思う。そこで自分がメンバーから外れたことが悔しかった」。 そこで腐らず、自分を研いだ。今大会も2戦目までは控えだったが、「チャンスは必ず来ると思います」と気持ちはなえなかった。練習から全力。その姿勢がこの日の爆発につながった。 早苗 抱き枕本田圭、松井、川島を欠く日本の「救世主」となった。過去には南アフリカW杯アジア最終予選のウズベキスタン戦でW杯出場を決める得点を決め、昨年10月のザックジャパン初戦アルゼンチン戦でも決勝点を挙げた「持ってる男」。「一体感が出ている。目標は優勝だからここで止まらずにいきたい」。21日の準々決勝の相手はカタール。開催国のゴールをこじ開け、再び勝利の歓喜をもたらしてみせる。 PR |